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2023.06.22

🥒家政科3年かっぱ橋道具街へ🥒

調理師養成課程の家政科3年生は、台東区の【かっぱ橋道具街】へ実地研修に行ってきました。

かっぱ橋は浅草と上野の中間にある南北約800mの外食産業を中心とした個性的な専門商店街です。
名前の由来は雨具の「合羽(かっぱ)」なのか妖怪の「河童(かっぱ)」なのか、2説あるとのことです。
子供の頃は「合羽橋」だった気がしますが、今の表記は「かっぱ橋道具街」が使われているようです。
商店街の中央では黄金色に輝き商売繁盛をもたらすという【かっぱ河太郎】が飄々と歓迎してくれます。

以前から家政科は3年生の1学期にかっぱ橋を見学し、時間のある時に再訪する参考にしていました。
残念ながらここ3年は課外活動が思うようにできなかったので、今年は実施が決まって嬉しそうでした。
道具街はアーケードではありますが、今日は小雨の予報なので空模様を心配しながら2時間目まで授業。
3時間目に少し早めの昼食を済ませて、京成小岩駅から電車で最寄り駅の銀座線・田原町(たわらまち)へ。
女子高生が絶対好きな食品サンプルのお店を横目でチラリと見ながら、今日は調理器具や食材のお勉強。

今の時代はインタ-ネット検索などで手軽にたくさんの商品も見られるし、簡単にお買い物もできます。
だからこそ、調理器具や食器類は実物を目で見て手に取って専門の方と直接お話しすることが重要です。
ここでしか見られないような特殊な器具、大小さまざま、品数や種類の多さ、圧倒される楽しい時間です。

私は生徒さんや引率の家政科の先生たちに少し遅れて自動車で学校を出発し、30分ぐらいで到着しました。
チェックのスカートとキャメルのセーターを探すのですが、細長い商店街ではなかなかみんなに会えません。
どうやら興味や卒業制作のイメージに合わせて行く場所を調べていて、既に目的の店舗に入っているようです。
車を停めては歩き、歩いては停めているうちに、次のお店に移動する生徒さん達が見られるようになりました。
テンション高めな内外の観光の方々とは若干異なり、パンフレットやノートを持って落ち着いて歩いていました。
2時間程度の自由見学を終えて2時15分に集合して帰校しましたが、かっぱに守られ雨にも濡れずラッキーでした。
使い易いフライパンを見つけて抱えて帰って来た生徒もあり、先生方も家庭科の備品を購入、有意義な午後でした。

今日は なでしこ保育園の離乳食用の「18cmの雪平(ゆきひら)鍋」や大型しゃもじを買うことになっていました。
専門店に行くと鍋の素材も 銅・ステンレス・アルミニウムがあり、それぞれに厚みや重さが違うものもありました。
アレルギー、耐久性、焦げにくさ、扱いやすさ…電話で調理さんにお店のアドバイスを伝えながら決定しました。

予定があって2時前までに学校に戻らなければならなかったので、滞在時間は1時間にも満たなかったと思います。
私は以前からこのかっぱ橋道具街がけっこう好きで時々立ち寄ることがありますが、短時間でもわくわくします。

どの店舗の方もプロフェッショナルで商品知識が超豊富、質問には親切・丁寧・的確に答えて下さいます。
ただし「いらっしゃいませ!何をお探しですか?」ではないので、必要に応じて積極的にコンタクト。
声がかからない分、気楽に「ジャスト ルッキング(見ているだけ)」ができるのも魅力です。

 

 

 

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