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2024.03.17

🌷第77回 愛国中学校卒業式🌷

3月16日(土)10時より愛国中学校第77回卒業式が挙行されました。

今年の3年生は利根組、学校の近くを流れる江戸川の本流の名前が由来です。
利根は昭和17年(1942年)の第4回生から受け継がれる、伝統あるクラス名のうちの一つです。

ご来賓ご家庭の皆様や全校生徒・教職員が祝う中、天候に恵まれた清々しい式となりました。
吹奏楽部のファンファーレと「雅楽・越天楽(えてんらく)」が式場を厳かな透明感で満たします。
そして「国歌」と「金剛石」斉唱、それに続く学級主任の呼名に応える卒業生の声の響きの美しさ。

「 本校所定の教育課程を履修し その業を卒(お)えたり 仍(よっ)て 茲(ここ)に 之(これ)を証す 」
全員が登壇して卒業証書を受けるのですが、「以下同文」ではなく すべて全文を読み上げます。
義務教育課程の3年間ではありますが、一人一人が過ごした日々はみんなそれぞれ違うのですから。

4月には全員が愛国高校の1年生として愛国学園の4年生として、新しい生活が始まります。
3月3日に卒業した3年生から受け継いで、新しく入学する高校1年生は「木」の名前の学年です。
樹木が安心して根を下ろし枝を伸ば葉をし葉を繁らせるには、豊かな大地と優しい光と清らかな水とが必要です。

卒業式で、皆さんにお話ししましたが…。
大地のエネルギーは愛国学園が86年培った伝統、注がれる光は在校生と教職員の明るさあたたかさでしょうか。
そして、新しい木々を潤すのは「利根の川水 豊かに流る」と校歌に歌われる皆さんであってほしいと願っています。

「本当のお姉さんのような…」という在校生代表の送辞が印象的でした。
上級生として、いつも中1・中2に優しく親切に接していらしたのですね。
答辞にも「本当の姉妹のようなクラス」という言葉がありました。
ただ楽しいだけではなく、ちゃんと本音で語り合えたのでしょう。
いくつになっても心を許せる 一生涯のお友だちができましたね。

多感な時期を女子校で過ごすっていいな、と、思いました。

リボンがかわいいセーラー服からブレザーとネクタイに着替えて、入学式でお会いしましょう。
ますますのご活躍・ご多幸をお祈り申し上げます。

ご卒業おめでとうございます。

愛国中学校長
織田  奈美

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