• 2019年03月2日 絵本の楽しみ方
  • お子さまは、毎日絵本に触れる機会がたくさんあります。なでしこ保育園のお子さまも絵本が大好きです。大好きな絵本や読み聞かせが始まると、目を輝かせて絵本に集中している姿を見ると読み手まで嬉しくなります。読み聞かせをより楽しくするためにも、まずは聞き手のお子さまの興味や年齢に合った絵本を選ぶこと、そして、できるだけはっきりした発声で読んであげることが大切です。

    絵本の読み聞かせの時間はDVDにはない保護者の方との最高のコミュニケーションタイムです。そしてそんな親子のスキンシップを伴った読み聞かせをする保護者の方がお子さまと一緒に喜んだり、悲しんだり、時には怖がったりすることで、色々な感情を学びます。情緒を豊かにする事は、今後のコミュニケーション能力を身につける上で必要不可欠な要素になります。

    その最高のコミュニケーションタイムを楽しむ為に、読み聞かせに手遊びを交えてみるのはいかがでしょうか?例えば、ひよこが歩いている場面ならば、お子さまの腕の上を指で「トコトコ」とひよこが歩いている様に動かしてみたり、チョウチョウが出てきたら、「チョウチョウだよ。ひらひら~」と言いながら手を動かして見せると、お子さまも興味を持つと思います。

    そしてたくさんの絵本の中から子どもに合ったものを選ぶのにお困りの方もいらっしゃると思いますので年齢別に選び方のポイントを挙げてみます。

    0~1歳児は、言葉のリズムや音が楽しい絵本を選ぶと良いでしょう。擬音語や擬態語、わんわん、ぴょんぴょんなどの言葉の繰り返しが使われていると良いと思います。また、はっきりとした色合いのものや、シンプルでわかりやすい絵の物がおすすめです。

    1歳半~2歳児は、身近な物やお子さまが知っている物が出てくる絵本を選ぶと興味を持ってくれるでしょう。言葉にするのが楽しくなる様な言葉が使われている物を選ぶと良いと思います。

    2歳半~5歳児はだんだんと物語のストーリーが把握できるようになってきます。次の展開を想像してめくるのが楽しくなるようなものを選ぶと良いですね。

    5歳児以上は、少し長めの物語に挑戦してみるのも良いでしょう。自分が主人公になって絵本の中に入り込めるような内容だと夢中になってくれます。言葉遊びや早口言葉などを題材にした物も、お子さまが一緒に楽しめると思います。

    保護者の方の幼少期に好きだった絵本をお子さまと見るのも楽しいですし、4月から1つお兄さん、お姉さんになるお子さまと少しステップアップした絵本を一緒に見つけてみるのも良いかと思います。絵本と共にお子さまとの素敵な時間をお過ごしください。             (保育士 辻井)