• 2021年11月12日 「防災対策について」
  • いつ起こるかわからない地震などの自然災害。近年、防災意識も高まりすでに備えられているご家庭も多いかと思いますが、今回は改めて防災対策について確認していきたいと思います。

    なでしこ保育園では、防災対策のひとつとして毎月避難訓練を行い、3月には津波を想定して愛国学園の6階まで0才児は職員がおんぶをし、1才児~5才児は自分たちの力で階段を登り実際に避難する訓練を行っています。毎月行う事により、地震の時は頭を守りながら中央に集まって丸くなる、机が出ていれば机の下に潜る、火災の時には口を押さえながら保育士の所に集まって避難するという事が習慣となり、私達保育士も改めていざという時の行動の仕方の確認や、消火訓練などを行っています。

    では、ご家庭での防災対策はどのようにしたら良いでしょうか?いざという時に役立てられることを紹介していきたいと思います。

    まず1つ目として「風呂敷」です。普段、なでしこ保育園でお子さまの着替えなどをまとめるのに使用している風呂敷ですが、災害が起きた時に様々な活用方法があります。大きさによって使用できる内容が異なりますが、ケガをしてしまった時の応急処置のための三角巾として使用できたり、大きめの物だと頭から被り、頭巾やマスクとして活用したりできます。敷物としても使えますし、赤ちゃんがいらっしゃるご家庭では授乳ケープとしても使用できます。薄くて軽く持ち運びしやすいので、日ごろからカバンに入れておくのも災害への備えの1つになるかと思います。

    次に、乳児用液体ミルクです。赤ちゃんのいらっしゃるご家庭では災害時もミルクはとても重要です。液体ミルクは常温での長期保存ができ、粉ミルクのようにお湯に溶かして冷ます必要がないので災害への備えだけでなく、育児の負担軽減にも期待出来ます。

    この他にも、避難時に持っていくリュックの準備や非常食の備えなど様々な対策があります。

    いざという時、慌てずに行動出来るよう日頃から備えておくことがとても大切だと思います。ご家庭で今一度、災害時の避難の仕方など話し合ってみてはいかがでしょうか。              (保育士 大森)