• 2024年03月16日 「遊びに適した衣服選び」
  • 令和5年度も締めくくりの3月になりました。なでしこ保育園の園児の皆さんは「もうすぐ○○組さんになるんだ~!」と4月からの進級を心待ちにしています。

    進級準備にあたり保護者の皆様から衣服についてご質問を受けることが度々あります。そこで今回は園生活やご家庭での遊びに適した衣服について4つお伝えしたいと思います。

     

    まず一つ目は「安全に過ごすための衣服を選ぶ」ということです。皆様も感じているとは思いますが、やはりシンプルな衣服がよいと思います。子どもは大人が思う以上に活発です。フードがついたものやひもがついているもの、飾りがたくさんついているものは、遊具に引っかかることも想定されます。特に乳児はボタンなど取れてしまうと口に入れてしまうことも予想されます。

     

    2つ目は「今現在のお子さまに合った衣服を選ぶ」ことです。服を選ぶときに「こどもはすぐに大きくなるから」と大きめの服を選ぶと思います。あまり大きすぎるとお子さまの動きの妨げになり、遊具に絡まって転倒などの事故も起こりやすくなります。

     

    3つ目は「伸縮性のある柔らかい生地を選ぶ」ことです。先ほどの大きすぎる服とは逆に、ぴったりすぎても動きにくいので、柔らかい伸縮性のあるものが最適と思います。最近はズボンにスパッツタイプもありますが、それも伸縮性のあるものを選ぶとよいと思います。

     

    4つ目は「お子さまが心地よいと感じられる衣服」を選ぶことです。お子さまは体温が高いので少し動いても汗をかくお子さまが多いと思います。通気性のよい服や汗を吸う綿素材の物を選ぶことでお子さまが心地よく過ごすことができると思います。乳児は背中に手を入れて汗ばんでいないかどうかを目安に衣服の調節をすると良いと思います。

     

    保育園での1日は長いです。より快適に過ごせるように衣服のご準備はこの4つを中心にお伝えしています。ご家庭でも外遊びの際は、参考にしていただき、お子さまがのびのびと遊びを楽しめるようにしてみてはいかがでしょうか。

    自身が子育てを楽しんでいた時は、用意した服を着てくれないなどもありました。意思表示ができるようになると「あれがいい!」「これがいい!」などなかなか着替えが進まないこともありました。そんな時はいくつか服を用意して自身で選べるようにするとスムーズにできることも多かったように思います。

    自分で着脱しやすい服はお子さまの「自分でやる気持ち」を起こさせる一つではないかと思います。

     

    一緒に服選びを楽しむのもいいかもしれませんね。伸び伸びと遊べるように大人が衣服の調節をしながらお子さまの発達を促せるようにできるとよいと思います。ぜひ参考にしてみてください。

    (保育士 平田)