• 2018年03月2日 「抱っこ」について
  • 気がつくと新年度まであと1ヶ月。子どもの成長を感じつつ、1年の振り返りをする方も多いのではないでしょうか。そこで今回は振り返りのひと工夫として、子どもを抱っこしながら、または抱きしめながら1年の振り返りをする事を提案したいと思います。一昔前は「抱っこ癖がつくから」と言われ、抱っこは甘やかしだという風潮がありました。しかし現在は、できるだけ抱っこをしてあげることが推奨されています。                                                 まず「愛情をダイレクトに伝えられること」が一番の目的です。そしてそのほかの効果として「自立が早い」「ストレスに強くなる」「自己肯定感(自分を大切にする気持ちや自分の価値観を否定しないと自分で思える感情)が育まれる」などがあります。                                              特に、抱っこの密着感がお子様に安心感を与え、安心感は自己肯定感を育みます。自分自身の嫌だと思うところも好きなところも全部含めて自分を大切に思えると、お子様自身の精神も強くなり、健全な自己肯定感が育まれるのです。自己肯定感が育っていると自分のことだけでなく、相手の気持ちをくみ取って考えることが出来るようになるとも言われています。                                                                              抱っこは小さい子だけと思われがちですが、年齢は関係なく学校に行くようになっても必要ならば抱っこをしましょう。また、大人にとっても癒しや安心感などお子様と同じ、良い効果が期待されます。                                                                      寝る前のほんのひととき、ぎゅっと抱きしめてお子様と一緒に1年の成長を喜び、またご自身の頑張りを褒めてみてください。きっと4月からの生活の活力になると思います。(いずれ成長と共に抱っこが恥ずかしくなることがあります。それは成長のひとつですのでそれまでの間の保護者の方のご褒美と思って抱っこをしてみてください。) (保育士 鎌田)