2026.05.13
🏫90周年に向けて校庭全面改修🏫
2年後の創立90周年に向けて、学園では少しずつ教育環境の充実を図っています。
5 月11日月曜日の朝から、60周年記念で新校舎とともに竣工した校庭の全面改修が始まりました。
現在の校庭は当時の最高品質のもので、柔らかい緑のサーフェイス(表面)の下は何層にもなっています。
28年の間、透過性に優れ雨水が染み込む全天候型のゴムチップの上で、たくさんの生徒が躍動してきました。
「ゴム底の靴以外では入らない」ルールで大切に守っていましたが、近年雨水が浮くようになり補修も行いました。

工事期間は約3.5か月で、夏休み明けの8月末の完成を予定しています。
初日は防護柵を設置して安全を確保し、工事車両のための鉄板を敷いて環境を整備。
そして昨日12日からいよいよ今までのサーフェイスを剥離(はくり)する作業が開始されました。
まずカッターで等間隔にゴム製の表面を切断し、それをパワーショベルとガイドの作業員の方で剥離していきます。
梅雨の長雨・酷暑や紫外線・積雪と凍結に耐えてきたゴムチップは、さぞ劣化しているだろうなと心配していました。
脆くなっていて剥離する際にポロポロ崩れたり、あるいは下地のアスファルトの中に入り込んでいるのではないか。
ところが、剝がしている作業を見ていてある種の感動を覚えました。
まるで新しい人工芝が丸まっていくように、くるくるくるくるとゴム面が見事にロール状にまとまります。
この校庭を施工した当時の業者さんの技術の高さ・素材のすばらしさに、30年の時を経て改めて感謝しました。
作業を終えた放課後のグレーの校庭、下地のアスファルトに緑色のゴム屑は見えませんでした。
ただ、降雨とともにサーフェイスを透過して染みついたトラックのレーン番号だけが残されていました。
これは28年の間、創立記念祭を前にして3年生の運動部役員が毎年白いチョークで手書きした番号でした。
一生懸命準備して、雨が降って消えて、またその上から書いて、そして創立記念祭運動会を迎えていました。

長年運動部役員を指導してきた体育科の先生が校庭の隅のチョーク跡に気がつき、教えて下さいました。
11月3日の創立記念祭前の放課後、オレンジのウインドブレーカーを着て数字をなぞる姿が浮かびました。
消えちゃったんじゃなくて、みんなの努力はちゃんと蓄積して校庭に刻まれていたんですね。
なんだかいろいろと感動的な一日でした。
ご近隣の皆様・生徒教職員の皆さん、ご不便をおかけしますがご理解ご協力をお願いいたします。
工事関係の皆様、安全で丁寧な施工・竣工となりますよう祈念いたします。
学校長
織田 奈美
