高原寮

高原寮

中軽井沢に数百年の伝統の重みを顕示している、すばらしい茅葺屋根の文化財クラスの愛国学園高原寮も、学生、生徒の利用者の増加によりやや手ぜまになりましたので、愛国学園短期大学住居学担当の野上富士子教授(一級建築士)の設計による新しい寮が、旧寮に接して増築されました。風雅の趣きにみちた旧寮の雰囲気にマッチしたすばらしい建物です。

軽井沢高原寮には、小林一茶も常連だった造酒屋を移築した茅葺(かやぶき)屋根の母屋があります。屋根は天然素材のため手入れが必要で、部分的な補修では傷みが目立つようになりました。この際トタン屋根にする方法もありましたが、伝統的な古民家での生活を生徒に体験させようと、全面葺替(ふきかえ)となりました。計画は平成20年度から進められ、茅(かや)を集めて乾燥させ、平成21年末、熟練した職人さんの素手で行う手作業により美しい屋根が完成し、神入式を行いました。さらに室内には新しく囲炉裏(いろり)を切り、自在鉤(じざいかぎ)を吊るして鉄瓶を掛け、なつかしい雰囲気の内装になりました。

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