あいこく便り

東日本大震災から10年

2021年3月11日、2011年(平成23年)の東日本大震災から10年目を迎えました。

発災時刻の午後2時46分、犠牲となった方々への哀悼の意を表し、全校で黙祷しました。

 

本校では松尾芭蕉の『奥の細道』の跡を訪ねる東北旅行を70年以上前から行っています。

震災翌年の5月には、内陸部の鳴子や平泉・新たに最上川を加えて東北地方を訪れました。

定宿の鳴子温泉のホテルは、過酷な復旧作業に従事する方々の宿泊施設になったそうです。

3年後、復興支援になればと津波の被害に遭った宮城県の日本三景・松島を遊覧船で周遊。

「なつかしい愛国の制服が松島に戻って来てくれた」と、レストハウスからお礼状が届きました。

 

理不尽で抗うことができない自然災害に毅然と向き合って頑張る多くの方々にお会いしました。

修学旅行生が訪れることで東北の方々に元気を届けるはずが、こちらが勇気をいただきました。

 

残念ながら、本年度は震災の年以来はじめて東北を訪れることができませんでした。

改めて被災なさった皆様を思い、1日も早い復興を願っております。